【人事ご担当者様向け】人材派遣の契約更新と期間満了時の注意点|トラブル回避のために

【人事ご担当者様向け】人材派遣の契約更新と期間満了時の注意点|トラブル回避のために

 人材派遣の活用において、契約期間の管理は非常に重要です。契約更新時や期間満了時の対応を誤ると、派遣スタッフとの間でトラブルが発生したり、法令違反に繋がる可能性もあります。今回は、埼玉県内の企業の人事担当者の皆様に向けて、人材派遣契約の更新と期間満了時に注意すべきポイントを解説し、トラブルを未然に防ぐための対策を解説します。

契約更新時の注意点

  1. 派遣スタッフの評価: 契約更新の判断にあたっては、派遣スタッフの業務遂行能力や勤務態度などを総合的に評価しましょう。派遣会社の担当者からの意見も参考にすると良いでしょう。
  2. 自社のニーズの再確認: 現在の事業状況や人員計画に基づき、引き続き派遣スタッフが必要かどうかを検討します。業務内容や必要人数に変更がないかも確認しましょう。
  3. 派遣会社との協議: 契約更新の意向を早めに派遣会社に伝え、条件などを協議します。更新後の契約期間や業務内容に変更がある場合は、事前にしっかりと合意を得ておきましょう。
  4. 派遣スタッフへの意向確認と通知: 派遣スタッフ本人にも契約更新の意向を確認し、更新の有無を決定したら速やかに通知します。更新しない場合は、理由を丁寧に説明することが重要です。
  5. 派遣期間の制限: 労働者派遣法では、原則として同一の派遣労働者を同一の事業所の同一の業務に派遣できる期間は3年が上限とされています(一部例外あり)。更新により通算3年を超える場合は、直接雇用への切り替えなどを検討する必要があります。

期間満了時の注意点

  1. 契約満了日の確認: 派遣契約書に記載された満了日を事前に確認し、適切なタイミングで更新または終了の手続きを行いましょう。
  2. 派遣会社への連絡: 契約満了を迎える派遣スタッフがいることを派遣会社に連絡し、今後の手続きについて確認します。
  3. 派遣スタッフへの通知: 契約満了となる派遣スタッフに対し、満了日を明確に伝え、感謝の意を伝えましょう。
  4. 業務の引き継ぎ: 派遣スタッフが担当していた業務がある場合は、後任者へのスムーズな引き継ぎが行えるよう、計画的に準備を進めましょう。
  5. 最終的な支払いと書類: 派遣会社からの最終請求書の内容を確認し、適切に支払いを行いましょう。また、必要な書類手続きも完了させます。
  6. 直接雇用の検討: 派遣スタッフの能力や貢献度が高く、自社の人材ニーズに合致する場合は、直接雇用を検討するのも有効な選択肢です。

トラブルを回避するために

  • 早期のコミュニケーション: 契約更新や期間満了に関する決定は、できるだけ早く派遣会社と派遣スタッフに伝えることが重要です。
  • 契約内容の明確化: 最初の派遣契約締結時に、更新や終了に関する条項を明確に定めておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
  • 公平な対応: 契約更新や終了の判断は、客観的な基準に基づき、公平に行うように心がけましょう。
  • 記録の保管: 契約に関する書類や、派遣スタッフとのやり取りの記録などを適切に保管しておきましょう。
  • 専門家への相談: 判断に迷う場合や、法的な解釈が必要な場合は、弁護士や社会保険労務士などの専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

 人材派遣契約の更新と期間満了時の適切な対応は、派遣スタッフとの良好な関係を維持し、法的なトラブルを回避するために非常に重要です。上記の注意点を参考に、円滑な派遣運用を目指しましょう。

 センドフォースでは契約更新及び満了前に専任担当から予め派遣先様に通知させて頂くなど、適切な契約期間の管理に努めておりますので安心してお任せください。

 また、弊社は埼玉県を中心に地域密着型で10年以上に渡り累計100社以上の企業の皆様の人材不足の課題解決に貢献し続けております。

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